
堀川監督

ケビン・シューラー総監督

木曽一キャプテン

大田尾竜彦副将

小林訓也選手

八木下恵介選手

徐吉嶺選手 |
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堀川監督インタビュー2
−初戦の九州電力戦の試合後、大田尾選手がコンバージョンキックを全て成功させたことに対し、堀川監督の笑顔が印象的でしたが?
「努力している選手が結果を出すことはとても嬉しいことです。僕自身もそういう体験をしてきました。やればそれだけのしっかりした結果がついてくるということが、彼自身もわかったと思います。
佐賀の試合で全てのキックを成功させたことは素直に嬉しかったです。しかし、これからが大切になります。大きなプレッシャーを受け、メンタルも含めて確実に蹴ることができるか?。いろいろな経験を積み、彼はこの先もっと大きく成長しますので、楽しみにしています」
−監督から見てヤマハ発動機ジュビロのチームカラーは?
「う〜ん、素直なチームです。和やかな空気のチームかな。もう少し個性を出してもいいのでは?と思う時があります。真面目で素直な選手が揃ったチーム。
逆に言えば、真面目過ぎるし、素直過ぎるチームかな」
−何故でしょう?
「僕もわからないです(微笑)。何でだろう?と思いますよ」
−圧倒的に相手が嫌がるチームでは無いですよね?
「サッカー関係者に『ラグビー部はこういうチームですが、サッカーはどうですか?』と聞いたら、『ジュビロ磐田もラグビー部と同じような和やかな雰囲気ですね』という答えが返ってきました。ただ、ジュビロ磐田が強い時代は、闘将ドゥンガという精神的支柱の選手がチームを支えていたそうです。
ヤマハが関西社会人リーグで優勝した時は、ケビン・シューラー(※)がメンタル面で大きな影響を与えていました。昨シーズンからハーブ(※)はヤマハに帰ってきました。ホワンとした雰囲気は何かなぁ?。環境かな…?。
落ち着いているし、優しい人が多いですね」
(※)ケビン・シューラー:昨シーズン、4年ぶりにヤマハジュビロへ復帰。
総監督に就任。情熱溢れる機関銃のようなトークと激しい身振りでチームをサポート
(※)ハーブ:ケビン・シューラー総監督の愛称
−ホワンとした雰囲気のチームを監督が追いこんでいる印象がありますが?
「去年の結果を見た時に、対戦相手が強いチームには強い。反面、レベルが変わらないチームに対しては、苦戦を強いられトドメをさせない。もやっとしたゲーム展開で突き放せない。相手から見れば、ヤマハと試合をしてもたいしたことないよなという雰囲気で、リスペクトを受けていないと感じたゲームがありました。
その反省も含め、今シーズンは相手を徹底的に叩きのめす、相手に屈しない、最後の最後までプレッシャーをかけ続ける、最後まで出しきる、出し尽くす、ノンストップ、止まらない。その意識を選手全員が理解し、チームに浸透させ、グラウンドで実践していく。今シーズンは、リレントレス(※)なラグビーを展開しますよ」
(※)リレントレス:relentless 無常な、容赦無い、絶え間無い、執拗な等
−ヤマハはディフェンスのチームと言われていますが、堀川さんが監督に就任してから、攻撃的ラグビーへと少しずつ変わっているように感じますが?
「もちろん勝負の世界で、勝ち負けを考えれば、まずは勝つラグビーより負けないラグビーを考えます。例えば、キックを使い3点を刻む、勝ち点(※)も5ポイントではなく4ポイントを狙い勝ちを取りにいくラグビーです。これまで、昨シーズンも含めヤマハはそういったラグビーでした。
好成績を残したトップリーグ初年度も、どちらかといえば攻めではなく基本的に守りから入り、ターンオーバーして攻めるという、安定したラグビーを展開していました。NECやヤマハのように、失点が少ないチームは、安定感が生まれます。ただ、その分得点が取れない。3点を刻む結果が勝敗に繋がります。
(※)勝ち点:トップリーグは勝ち点制。各試合の勝ち点は、勝ち4ポイント・引き分け2ポイント・負け0ポイント。勝敗に関係なく、4トライ以上獲得したチームに、勝ち1ポイントが与えられるので、最高で5ポイント獲得できる。
じゃぁ、今年のヤマハに今までのスタイルが合うか?と考えた時、ディフェンシブなチームよりアタッキングなチームの方があっていると思いました。
何より僕自身がボールを動かすラグビーの方が楽しいし、プレーしている選手自身も、見ている方も楽しい、そういうラグビーを僕はしたかったんです。
でも、僕の力でチームのスタイルを1年で変えていくことは難しく、ある程度の時間は必要となります。それでも、昨シーズンから、アタックし続けるという方向へ少しづつシフトチェンジをしています。
とにかく攻め続ける、アタックし続けるラグビーを目指し、今年のチームは昨シーズン以上の攻撃的ラグビーへと進化していきます」
−木曽選手が試合後に「ここにくるまで4年かかりました」と言われたことも含め、昨シーズンのトップリーグ@トヨタ戦を境に攻撃的ラグビーへ変わったように感じました
「マインドとして守って勝つということは、均衡、拮抗した試合になれば相手についていくのも正直しんどい。そうではなく「攻撃は最大の防御」、攻めることで、ディフェンスの時間も減ります。
東芝やトヨタはアタッキングなチームで、そこに対し守って勝つということを考えると、どうしても守りきれない。攻撃的なチームに対し、ヤマハが攻める時間を積極的に取る。そういったマインドを強く多く持って戦う。
意識を変えるだけでチームが変わっていくもんだなと思った、そういう気持ちが大切だなと感じました。だから、トヨタ戦、東芝戦と積極的に攻撃し続けるゲームプランを立てました」
−特に東芝戦は、積極的に攻め続ける姿勢を最後まで見ることができたと思います
「とにかくアタックし続ける、アタックしかないという気持ちになれたことが、勝利へ結びついたのかなと思います」
−今シーズン、特に成長を期待する選手は?
「10番ですね、大田尾(※)。アタックのチームをつくる上で、彼のゲームメイクなり仕掛けがキーポイントとなってきます。チームの大事なポジションで成長をしています。入団から4年経ち、全ての取り組みにおいて、意識も違います。
大きな目標へ向け、彼の中で何か変わろうという強い気持ちがあるんじゃないかな」(※)大田尾:大田尾竜彦選手。4年目のシーズンは、昨シーズンに続きバイスキャプテン(副将)をつとめる
−他のチームでプレーする同じポジションの選手と比べても、大田尾選手は負けていないと思うのですが?
「彼の成長を見ればわかると思います。大きな目標に向け、日々努力しています。
最後の最後まであきらめないという思いが、これからも彼を成長させるはずです」
−新人選手で成長を期待する選手は?
「ノリヤ(※)。彼は高校日本代表に選ばれBKで活躍した選手。でも、大学時代は、試合出場機会が少なかった選手です。が実は…、僕が声をかけたんです。
チームマネージャーをやった年の最後にリクルートをやらせてもらいました。
今年入団の新人は全員、僕が声をかけた選手です!」
(※)ノリヤ:小林訓也選手。日体大より今シーズン入団のフレッシュな選手
−監督の眼力を尊敬します!
「たまたまというか(照れ笑)。無名選手が多いですけど、期待していた分以上に春は頑張ってくれました。ポテンシャルは非常に高い選手達が揃っています」
−その中で小林選手の、どんなところに魅力を感じましたか?
「顔じゃないですか、後は目ですね。初めて見たのは、彼が大学3年の時。練習で見た顔と目です。大学の時は、試合の出場も少なかったし、本人は自信を持っていなかったかもしれませんが、強い目力を持っていました。
センス、スピードを武器に、これから開花します。まだこんなもんじゃありませんので、期待して下さい」
−小林選手以外も魅力ある新人選手が多いですね
「八木下(※)は、姿勢がいいです。プレーしている時の姿勢・重心の低さ、スピードと逸材の選手です。春シーズン、今から!という時に負傷しましたが、ノリヤの後を追いかけてくる存在になります。やはり、スピードは持って生まれた才能が大きいと感じます。
重いものを持ち上げる力は、練習を積めばついてきますが、速く走れるというのは、ブンタ(※)もそうですけど、持って生まれたものかなと」
(※)八木下:八木下恵介選手。小林選手と同じ日体大から今シーズン入団。
(※)ブンタ:徐吉嶺選手の愛称。徐選手も今シーズン入団。
−スピードといえば、新人で春シーズン6トライを上げた徐選手も期待しています
「ブンタはまだまだ。プレーも遠慮をしている部分があります。今まで無名なところでやってきたので、常に人の目を気にして、自分のプレーを恥ずかしがるところがあります。1年目だから遠慮をせずに、もっと思いきりよくプレーすれば、伸びしろはまだあったと思います。
そういった部分や周りの環境も含めて、これからもサポートしていきます。もちろん、彼自身もヤマハにいるということを認識して、変わらなければいけないと思います」
−徐選手には、トラジュビメッセージがたくさん送られてきます
「嬉しいですね。休み期間も後輩の指導へ出かけているようです。ホントに根が正直。
先日、一緒に普及活動へいきましたが、しっかりしています。生徒に教えることで彼も成長していくと思います。楽しみな選手の1人です」
続く
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