
堀川監督

早稲田大中竹監督

五郎丸選手

堀川選手時代

チームメイトと共に

レオン・マクドナルド選手

タンバイ・マットソン選手

マリカ・ブンニバカ選手 |
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堀川監督インタビュー3
−春は、母校の早稲田大学と対戦しました
「早稲田の中竹監督は、年齢は同じですが、彼の方が学年は一つ下になります。
来春、五郎丸選手(※)も入団してきますので、早稲田に対して、ヤマハは強いと思わせたかった。結果として勝ちましたが、圧倒的な強さを見せつけることができずに残念でした」
(※)五郎丸選手:五郎丸歩選手。現在、早稲田大学4年生。来春、ヤマハジュビロ内定。
−早稲田から、今回の試合は勝ちにこだわったとの声を聞きました
「後半のゲームプランを変えれば、前半の点差からいえば、さらに広げて突き放し、勝つことができたと思います。ただFWが、前半にかなりのプレッシャーを受けていたので、ハーフタイムに『このままでいいのか、後半はやり返してこい!」とゲキを飛ばしました。が、反対にやり返されました。
本当はボールを展開するラグビーをやりたかった。ヤマハのラグビーはこうなんだ、というこだわりを持って後半は臨めばよかったのですが…。
対戦相手が自分の母校ということもあったし、FWのプライドも考え、ここは勝ち負けではなく、特に密集戦で、FWとしてこだわらなければいけないと判断しました。その部分に、とことんこだわらせました。
後半をFWにこだわったことで、結果的にヤマハの課題がしっかり浮かび上がり、明確に出たので、早稲田戦はいい勉強になった試合でした。
選手も、ラグビーは一対一で勝負するのではなく、15人がまとまるという基本に返ることができたんじゃないかな。
特にFWは、スクラム・ラインアウトをバラバラに組むのではなく、8人がまとまってプレーするという部分ですね。早稲田が強いのは、15人が一体となったチームだから。大学生と対戦したことで、僕やチームも勉強し、経験を積みました」
−選手からチームマネージャーを経て監督に就任しました
「皆さんから、見て僕の選手時代の印象はどうでしたか?。生き生きしていたと思いますが。でも最後の1年は、グラウンドで思うような結果を出せずに苦しみました。でも今は、自分の好きなラグビーを仕事として、ラグビーに携われることですごく幸せだし、生きてるなぁという感じがします。
選手を辞めて1年目は社業に励みました。でも、ラグビーを辞め目標を見失い、どうしようかと考えた時期でした。
昨年、監督の立場でチームへ戻ってきましたが、正直、初めは何もわからず、自分自身が何もできない状態でした。やりたいと思うことがあっても、組織を動かすことは簡単にできることではなく、自分が動くことより人を動かすことを考えるという、マネージメントの難しさを感じました。
思うようにいかない部分はたくさんありますが、僕自身が監督として多くを経験しました。少しずつですが、そこから自分なりの解決策を見つけ、やれるようになってきました。3年後、5年後には、こうしたい、ヤマハを優勝させたいという長期的な考えを持った中で、この1年を通しヤマハを強化する為には何が必要なのかと、考えることができるようになりました。
今年は、いい選手も入団してきたので、自分のやりたいことが少しずつできる、そして、やらなきゃいけないと肌で感じています」
−監督は、本当にヤマハジュビロが大好きですね
「大好きです。僕は早稲田時代に苦しみました。1年生でレギュラーを取りましたが、学年を重ねるごとに試合出場が減り、いったん腐りました。ラグビーそのものが好きじゃないと思った時期がありました。でも、ヤマハにきて、もう1度、自分自身がラグビーを楽しめた。そういう環境を与えてくれ、すごく成長できたことに対して、本当に感謝しています。
ヤマハは大好きなチームです。いいチームなので、ヤマハを強くしたい、何が何でも強くしたい、本当の真の強さを持ったチームに育てたいという思いがあります」
−手応えを感じますか?
「もちろん。その為には今、苦しい時期ですが、やらなければいけないことから目をそむけること無く、しっかり積み上げていくことが大切です」
−監督になって、苦労した部分はありますか?
「う〜ん、自分で考えることに、ある程度の限界を感じます。練習プランは、今まで僕が学び、感じてきた部分を落としこんでいます。でも、ある程度やるうちに、自分の引き出しの限界が見えてきます。チームが成長していく為に、僕自身が勉強をして、引き出しを増やすことが必要だと考え、今以上にもっと勉強する時間が欲しいと思いました。
今年は、会社の理解を得て、今週末からNZに2週間ぐらい勉強へ行かせてもらうことができました。NZのカンタベリー(※)へ行ってきます。
そこはスーパー14で活躍しているクルセイダーズ(※)というチームがあります。
ヤマハに在籍していたレオン(※)や、タバイ(※)もクルセイダーズ出身。
スティーブ・サリッジ(※)やマリカ(※)も同じ出身です。
クルセイダーズは常勝集団チームといわれます。強さの秘訣は何か、組織作り、マネージメントも含め、全ての歯車が上手く噛み合っているから、あれだけ強いんだろうと。
タンバイ・マットソンが選手兼ヘッドコーチの年、コーチングもよかったのですが、それ以上に彼のチームを作る姿勢、チームマネージメントがとてもよく、みんなを一つにまとめる力のすごさを感じました。
例えば、ゲームプランというよりは、シニアミーティング・チームビルディング等、チームが一つになり同じ方向へ進む、同じベクトルを向くのにはどうしたらいいのか?という部分に対し、彼は多くの手法を持っていました。聞いたところ『クルゼイダーズから勉強した』と。
今、ヤマハに必要なことは、自分がヤマハの為に何ができるか?。それは『引き出しを多く持つこと』だと思います。それが『For the TEAM(フォアザチーム)』の精神。『For the TEAM』の思い、忠誠心、ロイヤリティ、チームの為にという強い気持ちを一番多く持つチームが、一番結果を出すことができるチームだと思います。
今回は、グラウンドの中や組織を動かす為の勉強、ノウハウを学んできます。
この時期、スーパー14は終わり、NPCが7月下旬から始まるので、チーム作りの勉強には、ちょうどいい期間です。それ以外も多くを見て勉強してきます。NZは大好きな国で、ムチャクチャ行きたかったので、かなり楽しみです。
今までと違うラグビー、自分の目で見ていないものに直接触れることは、大切なことだし貴重な経験になります。この機会に多くを学び、そこで勉強したいろいろな引き出し中から、ヤマハに合う引き出しを見つけ、チームの為に生かしたいと思います」
(※)カンタベリー:クライストチャーチにホームスタジアムを持つ、NPCの強豪チーム
(※)クルセイダーズ:クライストチャーチにホームスタジアムを持つ、Super14の
強豪チーム
(※)レオン・マクドナルド選手。’04−’05シーズンヤマハジュビロ在籍。10試合に出場、2T 24G 12PG 2DGの100得点を上げる(ラグビーマガジンより)。現在は、NZのクルセイダーズでプレー。オールブラックスのフルバックとしても活躍中
(※)タバイ:タンバイ・マットソン選手。’01シーズンにヤマハ入りし、。
’06シーズンまで5年間在籍。’04シーズン、仙台への弾丸ツアーバスにチョコレートを差入れる細やかな心配りで、ファンのハートをがっちり掴んだ選手
☆(※)スティーブ・サリッジ:NO8。’00−’01の2シーズンヤマハに在籍。クルセーダーズでも活躍
(※)マリカ:マリカ・ブニンバカ選手。’05−’06の2シーズンヤマハジュビロ在籍。7人制でも大活躍、5年間所属したクルセーダーズでは、通算50試合出場、計35トライをあげる。強面の印象とはギャップのある「マリちゃん」の愛称でファンから愛された選手
続く
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