
堀川隆延監督

徐選手のトライ

坂本選手のラインアウトキャッチ

澤田選手のラインアウトキャッチ

八木下選手 |
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堀川監督インタビュー2
<チームの成長、若手の成長>
―チームとしてディフェンスはうまくいっていると
堀川「戦っていく上で、ヤマハにはいろいろなシステムがあります。ディフェンスに関していえば、失点の少なさは三洋電機に次いで2番目(※)。結果に表れているよう、基本的なシステムは機能しているし、試合に臨むメンタリティも、いいと感じています。ディフェンスは、強い気持ち、1歩前へ出るプレーがミスを少なくさせる、気持ち次第の部分があると思います」
―課題はアタックでしょうか
堀川「おっしゃる通りです。アタックのシステム、いかにして点を取るか、この部分は、チーム全体で共通認識を持たなければいけません。誰かがあきらめたり、さぼることで機能しなくなる、そういうシステムでヤマハは戦っています。1人1人が責任を持ち、自分の仕事をやり遂げた時、初めてトライを取れる形まで持っていけるんですよ。試合中、色々な要因はありますが、それぞれの責任を果たさないことで、他の選手がサポートに入り、サポートに入った選手の仕事を、また他の選手がやる。そうやって、少しずつズレが出てくる。外国人枠(※)の関係もあり、広いスペースのラインブレイク回数も、そう多くは無いと思います。
そうした反省を踏まえ、トライを取りきれない根本の原因を、もう一度しっかりと見極め、何が必要で何を修正していくべきかを個人、そしてチーム全体で確認し、納得して、練習に取り組むことが大切。サニックス戦後の修正点は、チーム全員が理解し、今は非常にいい練習ができていますよ」
―勝ち点へ繋げるために、セットプレーの安定も欠かせません
堀川「去年も、開幕後4節ぐらいは、セットプレー、特にラインアウトが不安定でした。現時点でスクラムは問題ないと思いますが、ラインアウトの精度を上げたいですね。要因は、FW選手の入れ替えが激しいこと、出場メンバーの経験が浅い等あります。ただ、そうした中で、自分達は何をどうするべきかと、選手達が中心になり、話し合いながら取り組んでいます」
―前回のインタビューで、今年は、選手達が自ら行動を起こしている話が出ました
堀川「そういう姿勢を強く感じるようになったのは、昨シーズンの12月、三洋電機戦で木曽が負傷してからですね。周りのメンバー達が危機感を持ち、自分達で考え、何とかしなければと。自らが動いた結果として、昨シーズンの成績が残せたと思います。もちろん、今年も自分達でやる、という自主性はすごくあります。ところが、ベテラン選手のケガ等もあり、多くを若手に託さなければいけなかった。その部分で経験値が出てしまった。メンバー入れ替わりの過渡期といわれますが、ベテランの経験値や力は、チームの成長に欠かせない必要な力です。
あとは、自主性に繋がりますが、コーチの指示を常に待っているだけでは、上手くならないし、成長しない。コーチの仕事は、教えることではなく、気づかせること。自分達で気がつき、何ができるかを本気で考えて動く。その時こそ、本当にチームが変わると思います」
―若い力に託したことで、若手が大きく成長しました
堀川「彼らにとって今、1番必要なものは経験。トップリーグの舞台で、いいプレーもあれば、悪いプレーもある。それを次へ繋げるため、メンタルの準備はどうしたらいいのか、ということを勝負の過程、特に勝てなかった試合から学んで欲しいですね。失敗は誰にでもありますが、そこで縮こまってしまうようなら、この舞台でプレーすることはできません。どんな時も、恐れずに立ち向かう。前へ出ていく強いメンタリティ、状況判断力を身につけて欲しい、と願っています。スキル云々ではなく、それが1番大事な経験値だと思います」
―ファンも期待している、新入団の徐選手は、秩父宮の試合後、多くの報道陣に囲まれていました
堀川「彼にとって、経験の1つ。見られている、誰もが注目しているということは、非常に高いモチベーションに繋がると思います」
―新入団選手の輝きは、監督の目にどう映りますか
堀川「サニックス戦で先発した八木下、あとは越村もグッと伸びてきた。笠原、小林もいいし、徐、中島、デーリックと新人選手は、非常に高いポテンシャルを発揮しています。でも、まだまだですよ。これから、まだまだ可能性を秘めています」
―新入団選手が、トップリーグで戦う姿から、新たな発見はありましたか
堀川「プレッシャーを力に変える部分で、トップリーグの舞台で力を発揮できる、できない、上にあがれるかどうか、その能力はある、手応えを感じましたね。出場した選手は活躍していますが、サニックス戦に出場した八木下は、びっくり。ラインアウトはまだまだですが、フィールドプレー、スピード、低さと、輝いて見えたし、動きが違っていました。でも、まだまだ。トップのレベルはこんなもんじゃないし、選手自身の能力も、まだ出るはず。もっと頑張ってもらいたいです」
(※)総失点:第4節終了時、ヤマハジュビロの総失点は57。1番失点が少ないのは、三洋電機(42点)。ちなみに、サントリーは61点、東芝は62点
(※)外国人枠:外国籍選手は、試合へのエントリー人数は制限をしないが、同時出場は2名まで
続く
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