
本間俊治選手と久保晃一選手

本間俊治選手

久保晃一選手

ノリヤこと小林訓也選手

梶村真也選手

串田義和選手

八木鉄兵選手

大久保グラウンドで

大久保グラウンドで

木曽一キャプテン

ワイサキ選手(兼コーチ)

昨シーズントヨタ戦に勝利して

昨シーズントヨタ戦に勝利して
関西リーグ決勝スタメン
|
ヤマハ発動機メンバー
|
|
1
|
高木重保 |
|
2
|
浜浦幸光 |
|
3
|
中越将通 |
|
4
|
ティム・ヘンショウ |
|
5
|
勝又貴光 |
|
6
|
久保晃一 |
|
7
|
本間俊治 |
|
8
|
木曽 一 |
|
9
|
村田 亙 |
|
10
|
堀川隆延 |
|
11
|
山崎友和 |
|
12
|
ワイサキ・ソトゥトゥ |
|
13
|
今利貞政 |
|
14
|
西村 弥 |
|
15
|
四宮洋平 |
|
|
<ベテランの目からみる今のチーム>
―チームのご協力をいただき、今回はベテラン選手へインタビューです。久保選手、本間選手、よろしくお願いします!
久保・本間「こちらこそ、よろしくお願いします!」
―チームとして、今年の春・夏は、個人レベルを上げることに力を入れてきたと思いますが、お2人の状態は
本間「そうですね。ケガが重なったこともありましたが、個人的なレベルは、上がっていると思います」
久保「春はリハビリに専念して、夏からみんなとチームに合流しました。どうかな、僕自身は、まだ3割、4割程度ですが、徐々にいい感じで、きていると思います」
―本間選手、久保選手は、ヤマハで、何年目のシーズンを迎えますか
本間「僕が、9年目で、久保さんは10年目ですね」
久保「はい、僕は、10年目になりました!」
―皆さんの入団時と比べ、最近入団の新人選手を見て感じることは
本間「レベルは、すごく高いんじゃないですか。特に、個々の能力に関しては、毎年上がっていると思います」
久保「本間さんのおっしゃるとおりです(一同笑)。個々の能力、持ってるものは、本当にすごいなと。大切なのは、能力を、どう伸ばして、開花していくか、ということ。それは、スタッフをはじめ、僕達ベテラン組が、どういう形でアドバイスをしていくか、ということも含め、選手個人として、これからの課題になってくると思いますね」
―新しいシーズンになると、トラジュビも新人選手を取り上げることが多くなってしまいます
久保「新人選手を取り上げることで、若いやつらも成長するし、周りから注目される。そのことについて、僕は、いいと思います。縁の下の力持ちじゃないですけど、ベテラン組は、そういうやつらを、後ろでサポートし、伸ばしてやりたいなと思いますね」
―毎年、チームの色が違うと思います。現時点のヤマハジュビロは
久保・本間「う〜ん」
―久保選手は、どう感じますか
久保「どんなチーム、どのようなチームになっていくか、ということは、う〜ん、これからでしょうね。ヤマハは、これからまだまだ伸びていくと思っているので。どうかな。今の時点でまだわからない、未知数ということで」
本間「もう、久保さんのおっしゃるとおりです」
久保「おいおい」
本間「実際、どんなチームやったか、というのは、その時で、変わっていくものだし、その時は、みんな必死ですから。シーズンが終わってからやったら、こんなチームだったんやって、言えるのかな」
―ヤマハジュビロに根付く、伝統のようなものは、ありますか
本間「伝統ですか……」
久保「チームの雰囲気の1つとして、若干変わりつつあると思いますが、若い選手が、発言しやすい環境が、すごくあるんじゃないかなと。僕は、1年目から上の人に、いろんなことを言ってました」
本間「ふふふ……」
―本間選手の笑いが気になります
久保「まぁ、伝統というか、そういうことをしたのは、僕だけかもしれないですが。でも、下の選手、例えば、今年のノリヤ(※1)のように、新しい選手が、いろいろと聞いてくるし、言ってくるので、僕自身は、発言しやすい環境があるんじゃないかと思います。どうですか、本間さん」
本間「若い選手にとっては、本当にやりやすい環境かな。それを1番に感じるんじゃないでしょうか」
―歴史を積み上げてきたお2人ですが、期待をかけている選手は
久保「それ、言いにくいな〜」
本間「どうだろう、俺の場合、みんなが、同じようなレベルで、互いに競い合ってきました。カジ(※2)、串田(※3)、八木(※4)、ノリヤと、みんなオープンサイドフランカー(※5)で、いい才能を持ってます。あっ、今年は久保さんも。でも、後継とは関係ないですけど(微笑)。後継者が誰かっていうのは、ないですね」
―では、本間選手から、後輩へ送るエールは
本間「僕らが入団した頃は、ケガなく、練習試合等へ出続けました。数をこなした経験が、今になって、活きていると感じます。偉そうなことは言えませんが、とにかくケガをしないで、多くの試合へ出場し、経験して欲しいと思いますね。そのことは、絶対にあとから、伸びに繋がると思います」
―本間選手が、ケガをしなかった理由は
本間「なんですかね……。う〜ん、日ごろの行いがよかったのかな。それしか言いようがないです(微笑)」
―久保選手が、期待をかけている選手は
久保「キャプテン・副キャプテンとか、チームリーダーになっていく選手は、期待を寄せていますよ。後継なんて、特に考えたことは、無いですね。同じポジションの選手は、みんなライバルですから。自分の特徴、長所や強みを活かして、お互いが切磋琢磨し、アピールしていくこと、それがヤマハの為になるだろうし、優勝への近道だと思います。若い選手には、まだ負けない気持ちでやってますから」
(※1)ノリヤ:小林訓也選手。ポジションはFL。今春入団
(※2)カジ:梶村真也選手。4年目。今年はバイスキャプテンへ就任
(※3)串田:串田義和選手。5年目。ポジションはFL
(※4)八木:八木鉄平選手。4年目。ポジションは、FL・No8
(※5)オープンサイドフランカー:オープンサイドに位置するフランカー。チームの先陣を切ってボールある場所に駆けつけるのが重要な役割
<共に戦った歴史の中で>
ヤマハジュビロの歴史を、共に作り上げてきた久保選手と本間選手。お互いの印象、そして家族への感謝を込めてた、お2人の話を聞いていると、心がホッと温かくなりました。
―久保選手からみた、本間選手の印象を教えて下さい
久保「小っちゃいな……」
本間「久保さん……」
久保「ごめんよ」(ポンポンと本間選手の肩をたたきながら)
本間「いつも言われてますから」(しんみりと)
久保「それは、冗談ですけど。う〜ん、本間ちゃんの印象か。一緒にプレーしてて、僕自身は楽だなと思いますね。彼は、オープンフランカー、どんな場面でも、ボールをしっかり出してくれる。そういう仕事をするし、頼もしい存在ですよ。あとね、最近は、なかなかそういう場面がないんですけど、ボールを持たせると、結構、前へ持っていくタイプなんですよ」
本間「最近は、みんなが持っていってくれるんで」
久保「でも、そういう場面を、もっと出してもいいんじゃないかって、個人的には思うんですよね」
―フィールド外の本間選手は
本間「あんま、しゃべらないです」
久保「すごく感じるのは、仕事等も含めて、真面目だなと思います。若手のいいお手本になる選手ですね」
本間「嬉しいです」
―では、本間選手から見た久保選手の印象は
本間「いやもう、俺らからみたら、久保さまさまです」
久保「何いってんだよー」
本間「僕は1つ下なので、今シーズンで9年間、一緒にプレーしていますが、ある意味、ヤマハのラグビーが、変わった時にキャプテンをやってくれてて、本当に、よかったと思います。この人に付いていったら、いいことがあるんじゃないか、いい思いができるんじゃないかってね。今は、キャプテンを外れましたが、チームの先頭に立って、引っ張ってくれる。ホントは、引っ張ってもらうんじゃなくて、周りが、久保さんを引っ張るぐらいのレベルまで、上がってきた時、優勝も狙えるんじゃないかって。でも、まだまだチームを引っ張って欲しいですね」
―では、フィールド外の久保選手は
本間「いいお父さんです」
久保「そうだろー」
本間「ホントに、家族第一です」
久保「もちろん。本間ちゃんも、家族を大切にしてるよな」
―久保選手のご家族は、スタンドでご一緒する機会もあり、本当に温かい応援だと感じてます
久保「いえいえ」
本間「久保ファミリーだからね」
久保「家族の応援があって、頑張れるところもありますから、本当に感謝しています。何ていうのかな、僕自身、応援してくれる家族の為にも、長く続けたいなと、思いますね」
―インタビュー等では、温和な久保選手ですが、一旦、ピッチへ出ると、怖い印象を受けます
久保「ははは、そうですかね」
―試合前後に流れるビデオに、笑顔がなかなか映りません
久保「僕は、笑った顔を使ってくれないかなと、思ってるんですけどね」
―久保選手は、ビジュアル的に、チーム内で、ヒール役というか、相手チームから、怖い存在のように感じます
久保「相手から、嫌なプレーヤー、うざいプレーヤーと、思われれば、嬉しいです。それが、最高の誉め言葉だと思ってます」
―本間選手は「小さな巨人」と、言われることが多いです
本間「そうやって呼んでもらうことは、嬉しいですよ。僕は、どうしても、体格的なところが、大きな選手と比べ、見劣りすると思います。そこは避けられないところなんですよね。それでも、ここまで続けることができたのは、絶対に負けたくない気持ちがあったからです。あとは、僕が入団する時に、久保さんや澤田(※6)がいてくれたし、木曽(※7)とか入団してきたことで、毎日、大きい選手と練習ができた。これは、自分にとって、すごくありがたかったし、そのおかげで、レベルが上がったことは、大きいですね。ワイサキ(※8)は、毎日のように、教えてくれました」
―思い出に残っている試合は
本間「関西リーグで優勝した試合(※9)ですね。あん時に感じた試合前のロッカールームの緊張は、やばかったです。あんなに震えたのは初めてでした」
久保「どの試合? 決勝?」
本間「決勝ですよ。1週間ぐらい前から、ほんまに吐き気そうで」
―そういう気分になることは
本間「今まで、いろんな試合を経験してきましたが、あれが、今のところ、最高ですね。若かったし、経験も少なかったので、プレッシャーを感じました」
久保「僕も、決勝は印象に残っています。負けたら僕のせいだって、思ってましたからね」
―試合を見ていなく、申し訳ありませんが、どんな試合だったのでしょうか?
久保「スコア(※10)を見ると何となくわかるんですけど、前半のトライを後半、守りきった感じでしたね。負けても3トライを上げていれば、優勝が決まる試合で、僕、後半に、インゴールノックオン(※11)したんですよ」
本間「ありましたね。僕は『久保さん、やった……』って、思いました。あの時は、周りからも、散々言われましたね」
久保「その時点で、3トライを上げていたので、優勝は決まったと、わかってたんですけど。これで、負けたら僕のせいだなって。負けても優勝は決まってたんですよ。でもね……」
(※6)澤田:澤田昇選手。9年目
(※7)木曽:木曽一選手。7年目。ヤマハジュビロのキャプテン
(※8)ワイサキ:ワイサキ・ソトゥトゥバックスコーチ
(※9)関西リーグで優勝した試合:2002年、11月30日に近鉄ラグビー場でおこなわれた、関西社会人Aリーグの対神戸製鋼戦
(※10)スコア:関西社会人Aリーグで優勝を決めた、神戸製鋼戦は、ヤマハ25−21神戸製鋼(前半:ヤマハ22−0神戸製鋼)試合レポートは、ヤマハ発動機公式ウェブサイト「ラグビー部情報」より
(※11)インゴールノックオン:インゴールでのノックオン
続く
|