大田尾竜彦選手
堀川監督と冨岡選手

梶村選手(副将)

冨岡選手

個人練習で精度をあげる

司令塔として |
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大田尾選手インタビュー3
<リーダーとして>
昨シーズン、バイスキャプテンへ就任。チームの戦術的、そしてメンタル的な柱として、ヤマハジュビロを支える大田尾選手。冷静に見つめる眼差しの奥で、青く燃える情熱。リーダーとして、チームをまとめる心をお聞きしました
―堀川監督がインタビューで、リーダーとして大田尾選手、冨岡選手に期待していると言われていました
大田尾「トミオ(※25)は、ものすごくポジティブです。常に前向きで、後ろを振り返らない。プレーにセンスがあり、体も張れる。そういう部分から、自然とリーダーになっていくだろうし、周りから注目をされていると思いますね。プレーも安定しているし、外国人選手とコミュニケーションを取ることも上手い。とみおのような選手がいることで、外国人選手も、非常に助かっていると思います。そういう選手がたくさん出てきたら、チームがまとまりやすくなるだろうと、感じますね。僕、頼りにしています」
―堀川監督は、大田尾選手のキャプテンシーに、期待をかけています
大田尾「堀さん(※26)には、信頼されているし、期待もされていると思っているので、それに応えたいという気持ちは、すごくありますね。そこが、キャプテンシーかどうかは、わかりませんけど。とにかく、今は、チームのキャプテン、木曽さんがいない状態。僕は、去年から副キャプテンをやらせてもらっているので、今年就任したカジ(※27)より、少しは余裕があると思います。だから、僕がしっかりと、チームを引っ張らないと、という部分には、期待を感じるし、今シーズンは、春からその決意でやってきました。じゃぁ、引っ張ることはどういうことか、と考えた時、それは自分が誰よりも練習することです。でも、練習だけじゃダメで、研究して、知識を頭に入れ、初めて引っ張ることができると思う、そういう高い意識はありますね」
―周りのメンバーも、入団当初と比べ、変わってきました
大田尾「そこの切り替えは、すごい大事だと思います。そういう中で、今年は、特に能力のある選手が入団してきて、上手いこと、変わっていけたらいいなと思います。バックスは、ある程度、変わることができたと感じます。キツかったのは、2年前ぐらいでしたね。今は、FWがキツイ時期かな。でも、それを乗り越えて、チームとして、上手く変わっていけたらなと思いますね」
―昨シーズンあたりから、全体練習後、積極的にタックル練習へ取り組む姿をみてきました
大田尾「ディフェンスは、基本的に、8番とセンターに外国人選手が多いので、10番は、ターゲットになるというか、すごく狙われるます。でも、強いタックルをすることで、ディフェンスラインを下げられないようにしたら、そこでチームのディフェンスが一気に機能する、そういうイメージを持って、取り組んでいます」
―納得のいくプレーをするために、心がけていることは
大田尾「う〜ん、準備をしっかりとすることです。とにかく準備をしっかりとやりきって、試合に臨むことかな。それで、できなかったら、実力不足だし、できれば、実力として、自分やチームの自信へ繋がると思います」
―ピッチで大田尾選手の声が響いています
大田尾「他に声を出す選手か、どうなんでしょうね。いるのかな。おとなしいというか、みんな本当に真面目なんですよ」
―負けたくない相手を教えて下さい
大田尾「負けたくない相手か、そうですね。同世代の、同じポジションの選手には負けたくないという思いがあります。そうった意味で、東芝の廣瀬(※28)は、いいライバルかな」
(※25)トミオ:冨岡耕二選手の愛称。トミー、とみお。冨岡選手のポジションは、WTB
(※26)堀さん:ヤマハジュビロ堀川隆延監督の愛称
(※27)カジ:梶村真也選手。今年が4年目。ポジションは、FL・No8
(※28)東芝の廣瀬:東芝ブレイブルーパスのSO廣瀬選手。今年で入団4年目
<ゲームコントロールの中で>
―組み立てた攻撃からトライまでいく流れを後方で見ながら感じることは
大田尾「自分の中に、ここでこうなったら、こういって、ここがあいてトライ、というイメージがあるので、出したサインが上手くいった時は、『よしっ!』とか『いった!』というより、『そうだろ、そこはあいてるんだよ』と思いますね(微笑)。
自分が出すサインは、相手の弱いところを突くことが多いので、成功して当たり前の気持ちなんですよ。でも、試合になると、アタックが成功した嬉しさより、そこは、そうじゃないだろっていう、歯がゆさの方が、回数としては多いですね。でも、バチッと決まれば、やっぱり気持ちがいいです」
―ゲームコントロールをする中で、試合の後半は、足が止まりそうになる時もあると思いますが
大田尾「ゲームを作る中で、相手に対して何が勝っているかを考えます。FWが勝っていれば、蹴って前へ出すし、バックスで勝っていれば、ボールを回す。その延長戦上で、お互い競い合いながら、ゲームメーキングして、最後に競った時、何が重要かといえば、精神力・メンタルだと思いますね。
ワールドカップをテレビで見ていても、ギリギリの状態でプレーしていれば、お互いが絶対にキツイはずなんです。そこで、あと1歩が出せるかどうか、最後はメンタル勝負になると思います。そういった場面で、動ける選手、強い選手は、見ている方もわかるし、きつい時に、体を張れる選手は、どのチームの監督も、絶対に外せない選手だと思うんです。
最後は、つらいし、本当に足が動かない時もあります。でも、そういう時は、練習で同じ状況があれば、試合でも頑張れるんですよ。この間は、こういう足の感じで、前へでなかったので、今日は、もう1歩前へ頑張ってみようとか。全てが繋がっていると思うし、だから頑張れるというのもあると思います」
―今までの試合で、ベストトライは
大田尾「ベストトライか。う〜ん。自分が考えたサインプレーが、相手ディフェンスを抜けていったり、バーンと、トライが決まった時は、気持ちがいいですね。『よしっ!』と思います。そのサインを使うのは、1回だけじゃないので、印象に残ったトライは、ある試合のどのトライ、というわけでは、ないんですよ。でも、その、スペシャルサインが、いつも決まるか、といえば、そうじゃないんで。そのあたりが、難しいところですね」
続く |