H19.12.15  トップリーグ第7節vs九州電力キューデンヴォルテクス(秩父宮ラグビー場)

参加14チームで戦う、07−08シーズンのジャパンラグビートップリーグも、折り返しの第7節をむかえました。12月のコーラ戦、IBM戦と連勝し、波に乗るヤマハジュビロは、ラグビーの聖地、秩父宮ラグビー場で、九州電力キューデンボルテクス(九電)と対戦しました。


今日の対戦相手、九州電力キューデンボルテクスは、昨シーズンのトップチャレンジを勝ち抜き、トップリーグへ昇格。ここまで、神戸製鋼やトヨタを相手に接戦を繰り広げ、「ひたむきなプレー」で多くのラグビーファンの心を掴んできました。対するヤマハジュビロは、トップリーグ先輩のプライドをかけ、九電以上のひたむきさで立ち向かいます。


円陣を組み、掛け声と共に気合を入れる15人の先発メンバーへ、スタンドから送られる熱い声援、「GO!GO!ヤマハ、トライ!トライ!ジュビロ」。応援団もラグビーを楽しみながら、一緒に戦います。

九電ボールのキックオフで始まった前半。接点で勝つ、と誓うソトゥトゥ選手、大田尾選手が敵陣へ攻め込みます。
ラグビーの魅力:ラインアウト

2列に並んだ中から、空中へ舞い上がる2人の選手、それを支える選手、ボールを投げ入れる選手の呼吸が重なった時、歓声に後押しされるようボールが仲間の手に吸い込まれていきます。

先制トライはヤマハジュビロ

3分、密集からの攻撃、三角選手が大きくゲインし、ゴールラインへ迫ります。パスを受けた佐藤選手が、低く、力強い走りでゴールポスト中央まで走り切りトライ!。


佐藤選手のトライを祝福するチームメイト。嬉しさが背中から伝わってきますね。

トライを挙げた選手の多くは「みんなが繋いだボールを、最後にゴールラインへ押さえただけですから」と、チーム全員で挙げたトライだと言います。記録として残るトライにいたる、記録には残らないけど記憶に残るプレー。みなさんをラグビーの虜にしたのは、どんなプレーでしょうか。
そんな楽しみをこっそり見つけるのも、スタンド観戦の魅力ですよ。


憧れの大西選手

ワールドカップで活躍し、ラグビーの感動を示してくれた大西選手。憧れの選手を前にして、ボールボーイも、キックティを渡す手が震えたかな?。嬉しい気持ちは今日の宝物として思い出になりました。子供達の憧れの眼差しに見つめられながら、大西選手のゴールキック成功。
九電0−7ヤマハジュビロ。

8分、ゴール前のラックから九電が左隅にトライ。九電5−7ヤマハジュビロ。バックスタンドの九電応援席が、「九州魂」に染まります。

秩父宮に咲くサックスブルーの華

「ベテランと若手の力が上手くミックスされ、チームの歯車が噛みあった時、上昇カーブを描きながら成長していく」と言われるように、ベテランの力、若手の力、ともに必要不可欠。
ここぞという場面に発揮する大きな力で、高木選手、大西選手がチームを支えます。



爆発力を見せる、バックスの徐選手、キングスビア選手、ソトゥトゥ選手。トライゲッターとして、それぞれの持ち味を活かしながら、トライへの道を切り開きます。

「GO!GO!キューデン!」、負けじと「GO!GO!ヤマハ!」。両チームを愛する気持ち、ラグビーを愛する気持ちが大声援となり、バックスタンドから熱いエールが送られます。

ヤマハジュビロ、2本目のトライ

16分、ヤマハジュビロは、マイボールラインアウトをしっかりキャッチし、モールを押し込みます。

前へ、前へと突き進むFWが飛び込んだインゴール、レフリーがトライを告げた密集の中からボールを持って立ち上がったのは山村選手。今シーズンの初トライ、そしてFW全員で取ったトライに、力強くガッツポーズ!

復調の兆しが見えるキックに手応えを感じ、ボールの行方を見つめる大西選手。ゴールキックの成功を確認し、タッチジャッジが旗を上げる瞬間、ギュッとこぶしを握り締めます。
九電5−14ヤマハジュビロ。
大西選手の魅力は?

爽やかな笑顔が魅力的な大西選手ですが、判断よくアタックを仕掛け、前へ突破するプレー姿にほれぼれ。
スクラムの魅力

力と力がぶつかり合う印象のスクラム。1チームが8人、総重量は800kg〜900kg。
数字にしたら、ものすごい力ですよね。でも、重さ以上に重要なことは、チームワーク。
8人が力と気持ちを合わせひとつになることで、より強固な塊となって、相手を押し返します。

「ビッグスクラム」の掛け声は、全員で力を合わせ、相手に立ち向かっていくぞ!という合図。
この掛け声に、スタンドの応援団も勇気をもらいます。

接点で勝つ

「接点」=コンタクト、相手と当たる。接点で勝ってこそ、前へ進める。一歩でも前へという気持ちが、目の前に立ち塞がる壁へ、ぶちあたり、突き進みます。

冷静なゲームコントロールで攻撃を組み立てる大田尾選手。


鋭く、秩父宮の空気を切り裂く

秩父宮の空気を切り裂くように、低く鋭い突破を見せる佐藤選手。密集へ鋭く突き刺さり、仲間をサポートするFWの選手。「FW、いくぞ!」の声とともに、激しい攻防が繰り広げられます。



同期のチカラ

ゴール前、攻めるヤマハと守る九電。お互いのプライドをかけた戦いは、だんだんとヒートアップ。そこを上手くコントロールしながら、トライへの道を探ります。
大田尾選手と山村選手は、佐賀工出身。高校時代からお互いに切磋琢磨し、刺激しあいながら成長を続けてきました。

新入団の八木下選手は、フランカーで初先発。ハツラツとしたプレーで秩父宮を沸かせます

久保選手を追いかける山村選手

積極的に声を出しFWをまとめる山村選手は、入団年から公式戦出場を着実に積み上げています。

そして、精神的な柱としてチームを支える久保選手は、この試合が公式戦出場101試合目。

両選手の積み上げた経験が、ヤマハジュビロを支える力となり、歴史へと変わります。
キングスビア選手のキック、そして徐選手の突破から掴んだチャンスを、クレバーなプレーが玄人ファン好みの三角選手から、澤田選手へと繋ぎます。

ノックオンしそうなパスを見事に繋いだ澤田選手。それを受けた久保選手が、タッチライン際を大きく突破します。

「自分の仕事をやるだけです」と言い続ける久保選手。そのひたむきなプレーに、多くのファンが惹きつけられます。グラウンド上では、悪役を引き受けることもある久保選手ですが、ラグビーを離れれば素敵なお父さん。久保ファミリーは、ファンから見た憧れのファミリーなんですよ。



流れを掴んだ前半3本目のトライ

久保選手の突破から、高木選手のトライ!と思いきや、まだボールはゴールライン手前。
すかさず、サポートした本間選手が拾いゴールラインへ飛び込みトライ!

本間選手が出場した試合後、観戦した方の中から「本間選手、いいよね」と言う声を本当によく聞きます。豊富な運動量と、素早いサポート。最後までひたむきにボールをおいかける姿は、ヤマハジュビロの宝物であり、ファンの誇りでもあります。


トライの後で交わされる言葉は、次の攻撃へ向けての確認。後ろを振り返ることなく、ひたすら前へ、前へ。進む先にあるものを目指し、ノーサイドの笛が鳴るまで走り続けます。


大西選手のゴールキックが成功。九電5−21ヤマハジュビロ。
ゴール前、九電ボールのスクラムから出されたボールへプレッシャーにいく本間選手。恐れず飛び込む姿に、ファンの心が熱くなります。

流れが九電に傾きかけそうになった中で取った前半3本目の本間選手のトライで、グッと流れを引き寄せたヤマハジュビロ。

前半終了5−21。

後半に移ります

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