H19.12.22 トップリーグ第8節vsリコーブラックラムズ(ヤマハスタジアム)

1978年に「ヤマハ発動機東山総合グラウンド」という名称で、ヤマハ発動機サッカー部(現・ジュビロ磐田)のホームスタジアムとしてオープンし、1994年には電光掲示板と、スタンドもメインスタンド(屋根つき)を建設、約15500人収容の「ジュビロ磐田サッカースタジアム」へ。そして2003年、ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機ジュビロもホームゲームとして使用することから名称を今の名称へと変更してきたヤマハスタジアム。

写真は、2002年に大型ビジョンが設置されるまで使われていたスコアボード。
両脇、今は看板が設置されている場所に、出場選手の名前を人力で掲示していました。

古き時代から、きっとこれからもヤマハスタジアムの戦いを優しく見守っていてくれるはず。

ヤマハスタジアムの番人の目に、新しくヤマハジュビロの歴史も刻まれていきます。

バックスタンド一面に広がるサックスブルーの旗の中にいると、本当に幸せな気持ちになれます。誇らしげな青い波とともに、始まる後半40分の戦い。その波に後押しされるかのよう、キックオフから切れない攻撃で、グランタ選手が抜け出します。


グランタ選手のパスを受け、トーマス選手が走る!走る!。

タックルを振りほどき、一気にインゴールへ飛び込んできます。トライ!。この日2本目のトライは、チームのトライ王へ名乗りを上げる1本。大西選手のゴールキックも成功し、ヤマハジュビロ37−3リコー。
FB

チームの最後尾に位置するフルバック(FB)として活躍する松下選手。タックル、キック処理等、最後の砦となり相手の前に立ちはだかります。
スタンドで観戦している方からお聞きする中で非常に多いのが「松下選手、自信がついてきたのかな。
プレーを見ていて頼もしく感じるね」という声。松下選手、ファンは松下選手の活躍を期待していますよ。これからも、応援しています!

WTBとPRの関係


大学3年の途中までPRだった徐選手。FLからPRに転向した高木選手。経験を活かしながら、プレーの幅を広げ大きく成長していきます。


1歩前のディフェンスで相手の突破を止める久保選手、山村選手。
経験値という歴史がヤマハジュビロを支えています。

多くを語らず、微妙なタイミングもピタリを合わせる「あうん」の呼吸を感じる、大田尾選手と三角選手。光と影が入れ替わりながらヤマハジュビロが前へと進む原動力になっていく、ファンはこの2人の息のあったプレーをいつも楽しみにしています。

雨の中、スタンドに足を運んでいただいた5551人のファンの皆様の熱い声援を受け、ヤマハジュビロが走り続けます。
キック、プレーともにアベレージを出せるようにという大西選手。
相性のいいヤマハスタジアムで波に乗るキックとともに、FWからのボールを前へ前へと繋いでいきます。

本番で持てる力を発揮できるかと、松下選手に期待を寄せる堀川監督。前半の早い時間帯で出番が回ってきた串田選手は、慌てることなく冷静に、そしてアグレッシブにプレーします。

「ホームなので気合いが入ります」と話す大田尾選手。チームの成長に手応えを感じ始めたのと同時に、プレー中もニヤリとした表情を何度も見るようになりました。
まず考えるのは、司令塔としてチームのことを。けれども、自分が出来ることを精一杯やる、それがチームのためになる。
堅実性と、積極性。それに意外性が組み合わさった大田尾選手は、もう誰にもとめることはできない、それだけの力と魅力がある選手だと、ファンは信じて応援しています。
パスを受けた大田尾選手が、ポスト下へトライ。大西選手のゴールキックも決まり、ヤマハジュビロ44−3リコー。「ジュビーロヤマハ」のコールが、何度もヤマハスタジアムに響き渡ります。

スクラムの安定、そしてラインアウトの安定。HO加藤選手のスローインに、「頑張れ!」の声援がメインスタンドから送られます。


ゴール前、スタンドの声援を受け、若い力のFW陣が塊となって押し進んできます。

出場した時間で「小林あり」と存在を示したいと言う小林選手。周りのベテラン選手を手本とし、静かなる闘志を燃やす石神選手。
FWのリーダーとして一皮向けたシーズンを過ごす串田選手。それぞれが持てる力を100%出し、チームの勝利へ向かい、ひたむきに押し続けます。

ラックから抜け出したのは、デーリック・トーマス選手。前へ、前へと突き進む強い気持ちとともに、ポスト中央へ飛び込んできます。

デーリック・トーマス選手のトライ、大西選手のゴールキックも決まり、ヤマハジュビロ51−3リコー。
バックスタンド側にポジションを取る辻井選手に応援幕も声援を送ります。

誰よりも練習し、誰よりも勉強する。高い意識を持ちリーダーとしてチームの先頭に立つ大田尾選手。その姿を追いかけるように、後輩の伊藤選手もサポートに走ります。

後半途中から、SHにポジションを変え積極的に攻撃へも参加の松下選手がパスを受け、目の前に広がる白いゴールラインを目指し、スピードを加速し走り続けます。

試合時間40分を告げるホーンが鳴り響いても、最後まであきらめることなくトライを取りにいく姿勢。これこそが「リレントレスラグビー」。松下選手、嬉しいヤマハスタジアムの初トライに、スタンドも割れんばかりの拍手を送ります。大西選手のゴールキックも成功し、ヤマハジュビロ58−3リコー。そしてノーサイド。


ノーサイドの笛が鳴れば、応援団もノーサイド。リコーの応援団と肩を組み、笑顔でエールを交換します。
「座席まわりのゴミも拾ってかえりましょう」、リコー応援団のリーダーさんは毎回が応援席に声をかけています。
ラグビーを楽しむ同士、スタジアムで出会い、また再会する友情が生まれます。
雨になれば、入場ゲートでプレゼントされたヤマハのポンチョをリコー応援団も着て応援してくれました。
マナーよきラグビー仲間、リコーの皆さん、またお会いしましょう。

雨にも負けず、リコーに負けずと頑張ったスタンドに、勝利を喜ぶたくさんの笑顔がありました。

会心の試合だったと勝利インタビューを受ける堀川監督。ディフェンスに手応えを感じる大田尾選手、まだまだですよと気を引き締める石神選手。


チームの勝利を喜びながら、その中でそれぞれの課題を見つけ修正し、自分の納得がいくプレーを探し追い求め、これからも走り続けます。おや?、照れくさそうな笑顔の徐トナカイさんがいますね!


大西選手の魂が込められたプレー、そして笑顔は、大人だけではなく、ボールボーイの子供達からも憧れの存在。試合後は、大西選手を囲むように笑顔の輪ができていました。

大きな小さな応援団

スタンドで応援する小さな手がパチパチと拍手をします。
ヤマハの選手たちはトップリーグを戦う地元に住まう代表なのです。
パパが出場する試合を見つめる目に厳しい戦いを終えたパパが手を振ってこたえます。自慢のパパが勝った、小さな応援団に大きな喜びがやってきました。
リコーブラックラムズ:佐藤寿晃監督
「ボールキープ力の差が出た試合でした。チームとしてやるべきことを絞って臨みましたが、それを出すことができませんでした。次の試合に向けて、しっかり修正していきたいと思います」

リコーブラックラムズ:河野好光ゲームキャプテン
「チームとして春からやってきたこと、シンプルなゲームプランを心がけました。ラインアウトからモールというセットプレーの要になる部分が上手くいかず、バックスにボールが回ってもミスが出たりと、ヤマハの早い展開についていけませんでした。完敗と言えるかもしれません。僕自身、FBは昨シーズンの夏以来でしたが、最後尾からチームを見たことで、いつもと違う視野でゲームができた、ここは次へ繋がると思います」

ヤマハジュビロ:堀川隆延監督
「雨の中、地元磐田や、ヤマハのファンの方にたくさん足を運んでいただきました。チーム、選手にとって、こういう環境でプレーできることは、非常にモチベーションがあがりますので、本当に感謝しています。
試合に関しては、前半の入り方、トライ、そして相手をノートライに抑えたし、アタック、ディフェンスとも、15人が同じ意識を持ってプレーできていました。後半途中、少し緩んでしまったかもしれませんが、全体を通してみれば、よかったと思います。チームは、着実に成長をしています。年明けの神戸戦に向け、勢いをさらに加速させていきたいですね」

ヤマハジュビロ:大田尾ゲームキャプテン
「雨の中、たくさんのファンの方がスタンドへ足を運んでいただき感謝しています。多くの声援は、
プレーしていて心地よかったです。その中で、自分達の強みを活かしたラグビーができたことは
よかったと思います。ディフェンスからリズムが取れた、理想的な形の試合運びでした」

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