H20.1.26 トップリーグ第12節vsサントリーサンゴリアス(東京秩父宮ラグビー場)

バックスタンド、メインスタンドから「GO!GO!ヤマハ!」と、声援が送られる秩父宮ラグビー場。
後半40分の戦いを前に、ファンもこれから、ここからと気合いを入れ直します。


バックスタンドの声援を受け、ラインアウトで空中へ舞い上がる久保選手

久保選手は元キャプテン、今期はベテランと中堅、新人が三位一体になってヤマハを構成しています。

ベテランの力、そこにいるだけでチームが引き締まる。久保選手のラインアウトジャンプは相手にも強いプレッシャーを与えます。
とにかく勝ちましょうと、強い決意で試合に臨む木曽選手。

フォワードの要として、チームの柱として責任を果たす強いキャプテンがサントリーの前に立ちはだかります。
密集へ、低く突き刺さるフォワード
フォワードはボールあるところに集散を繰り返します。
相手より早く多くの仲間が集まることで相手を押し返し、マイボールを確実に確保します。

立ったままボールを奪い合うことをモールといいます。
その強いモールを組むのはフォワードの選手、バックスの展開のほかにフォワードが前へジリジリとボールを運びます。
その中から久保選手がサイドアタックを狙います。
スタンドオフ10番の大田尾選手のゲームコントロール、フッカー2番の加藤選手のスローイン。


若き二人がヤマハらしいラグビーの道を探し、ひたむきに走り続けます。
ボールを持つフォワードが崩れ、モールからラック状態になりました。
フォワードはその中をボールを後ろへ後ろへと送ります。


密集から、スクラムハーフの佐藤選手がボールを捌くチャンスをうかがいます

フォワード対フォワードの力比べ、密集の中でボールを持つヤマハフォワードが前へ、前へ止まることなく進み続けます。

押し出してくるサントリーのフォワード陣のに立ち、これ以上先には行かせない、木曽選手の激しいディフェンスがサントリーを阻みます。
バックスタンドのファンの前を走り抜ける松下選手サポートする三角選手

スタンドの目が目の前を走り抜ける二つの青い風を追っていきます。
どちらのチームを応援していてもラグビーファンは熱い目で選手の活躍を見つめるのです。
右に左に攻撃的パスを繰り出す。相手の隙をついて自ら前へ飛び出す。ヤマハの心臓、大田尾選手の強い気持ちが選手たちの足を前へ前へと押し出していきます。
後半、交代で富岡選手が出場、スタンドは富岡選手登場に沸きあがります。

バックスの冨岡選手、三角選手はヤマハの翼、青いツバメのしなやかな羽で切り裂くように相手陣をおびやかすコンビができあがります。
ファンが待っていたのは途中交代で出場、デーリック・トーマス選手のアグレッシブなプレー。
パワーと突破力が持ち味のトーマス選手は多くのファンを作りました。
左へ走りこんでいった松下選手、サポートの大西選手が青い応援団の前まで相手選手を引きずります。
壁のように青い応援団の喚起の声を聞きながら走ります。
応援の声はスピードをあげる選手の加速力となっているのです。

GO!トミー。冨岡選手の突破に、歓声が沸きあがります。
矢富選手のパスから、ヤマハの攻撃が開始されます。



後半22分、パスを受けたソトゥトゥ選手が、大きく右に回りこみ、相手ディフェンスを引きつけながらメインスタンド側のタッチライン付近を駆け上がります。


インゴールへ飛び込みトライ。スタンドも沸きあがります。
コーナーぎりぎりのトライが秩父宮ラグビー場のビジョンにリプレイで流されます。
「おおっ」と声が再びあがったのは、まさにボディバランスでコーナーぎりぎりにトライされたのがわかったからでした。



ゴールキックはトライした場所からの延長線上からのキックとなります。
角へのトライは、ゴールへ最も角度がつく難しいキックとなります。

名手大西選手のゴールキックが成功、サントリー19−7ヤマハジュビロ。となりました。


サントリーの俊足、小野澤選手の突破を許さない、気合の入った高木選手のディフェンス。
前へ、前へ。大西選手から攻撃が展開されます。
冨岡選手の切れ味鋭いラン。
右から左へ、真っ直ぐにゲインとトリッキーな富岡選手のランは相手を翻弄します。
マイボールのスクラム。後半交代出場した矢富選手がボールを入れます。
トップリーガーとしてルーキーイヤーを経験する矢富選手は一戦一戦精度をげていきます。
ヤマハ、ソトゥトゥ選手のトライ後、追加点を挙げたのはサントリー。29分、34分と2トライ。

サントリー31−7ヤマハジュビロ。

ノーサイドの笛が鳴るまで、あきらめることなく走り続ける。ヤマハジュビロの成長は、これからも続いていきます。

素早い攻撃でチャンスを作る矢富選手
アグレッシブなプレイが魅力のひとつである若きスクラムハーフが走ります。
最後まで時間いっぱいに戦う。
ヤマハは前に前に進むチームです。いつでも顔をあげ前へ前へと進むのです。


木曽選手の背中へ、熱いエールが送られます。
ノーサイド

試合は、サントリー31−7ヤマハジュビロでノーサイド。今日も熱い戦いが最後の一瞬まで続きました。
ラグビーはノーサイドの瞬間、敵同士からラグビーを愛する仲間に変わります。
お互いの激しさを称え、握手を交わします。

選手たちが総立で迎えるバックスタンドの青い応援団のもとへ向かいます。

今回は及ばずとも次回こそは、選手も応援も同じです。

くやしさを知ればこそ歓喜の勝利が大きくなる。
試合の最後にも選手と応援の心はshake-handしているのです。

強き男たちがメインスタンドに向かいます。顔をあげ前を向き、歩いてきます。


スタンドには多くのファンが待ち、健闘をたたえます。今回は大きく手を振って歓喜に応えられずとも、次回こそは必ず、応援に集まった人は選手と心で約束をしているのです。



「おつかさん」、「よく戦ったぞ」、声は聞こえませんがチームが一つになるのも試合後の時間です。
一戦ごとに経験を積み、前へ進んで行くのです。


ヤマハジュビロは、気持ちの強いチームへと着実に成長を続けています。試合後、下を向くことなく、スタンドへ挨拶に行く選手達は、次の試合へ向け、走り始めています。

ポンと背をたたかれた選手たちは最終節へ向けて走り始めたのです。


次節は、トップリーグ第13節の最終節。ヤマハジュビロは、ホームのヤマハスタジアムで東芝ブレイブルーパスと対戦します。「感動創造ラグビー」を目指し、走り続けてきた1年。
笑顔とともに、歓喜の瞬間がくることを信じ、みんなで一緒に応援しましょう!



取材・文:清水(トラジュビ編集部)
スポナビセレクトブログ、グラウンドから愛をこめてでも活躍中)

取材・カメラ・編集:イチロー


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